ハードな糖質制限中に最も辛かったのが、頑固な便秘だった!
これは、いろいろな対策をやってみて、何とか解決することができた。

頑固な便秘の一番の原因は、全体的に食べる量が少なかったことだと思う。
そのうえ、野菜を全然摂っていなくて、食物繊維が不足していた。

最初のころは、一週間排便がないのが普通だった。これって本当に苦しい・・・。
どんどんお腹が膨らんできて、ガスも溜まる。

私は、糖質制限を始めるまで、便秘で悩んだことなど全くなかった。ほとんど毎日排便があり、出勤前に忙しくて排便タイミングを逃したとしても、夜帰ってきてからきちんと出ていた。
そんな私が便秘??
最初は、「何日かしたら出るだろう」と、気楽に考えていた。それが、5日経っても出ない・・・。気がつくと一週間!!便秘ってこんなに出ないの??
こうなって初めて、「これって、良くないことなんじゃないか・・・」と気づき始めた。遅いわ!!何せ、誰よりも呑気な私・・・。
でも、どうしようかと悩むことはなく、「こういうときのために、良いものがあるわ!」と、薬箱から便秘薬を取り出した。「今回はこれで許してやるか・・・」と自分の腸に言い聞かせ、便秘薬を飲んだ。
すると翌日、「待ってました!!」と言わんばかりに、硬く詰まっていた便が出た。
でも、また数日出ない・・・。そして便秘薬の服用を繰り返していった。
そんな感じで1カ月が経ち、段々と今まで飲んでいた薬の量では足りなくなってきて、1錠増やした。すると、たった1錠増やしただけなのに、効き目は猛烈に増幅された。1日中、下痢の状態・・・。
薬の量を増やしてすぐは、腹痛が起きてから下痢、という感じだったが、不思議なもので、そのうち腹痛が弱くなり、一日中下痢が続くという時もあった。
「昔やったことのある『セン○ダイエット』に似てきたな・・・。こんなバカなことしたくなかったのに・・・」と、事の重大さにやっと気がついた。
そこで、いきなり便秘薬を中止してみたが、今度は「嘘でしょ・・・」と怖くなるくらいに、排便がない。その間、お腹はガスでパンパンだ!
痛くて辛くて横になる時間も増えてきた・・・。
そりゃぁそうでしょ・・・。これでは何の解決にもなっていない。

必要なのは、食生活を根本から変えること。
ネットで「頑固な便秘」や、「必ず治る便秘」でググると、大腸の善玉菌を増やさなければ根本的な解決にはならない、というようなことが、どこにでも書いてあった。
「じゃあ、具体的にはどうすればいいのかな・・・。まずは、できることからとりかかって、食生活を変えてみよう」と思った。
糖質が少なくて、食物繊維を摂れる料理や食べ物・・・、と考え、とにかく野菜を食べた。でも、何も変わらない・・・。
それどころか、お腹の張りはどんどん酷くなり、みぞおちが痛くなってきた。
そして、少しでも動こうものなら、彼の前でもスーパーの中でも、所かまわずガスが出そうなくらい、お腹の中でぎゅるぎゅるとガスが動いている感覚が襲ってきた。
実際に、スーパーの誰もいないところへ行き、ガスを出してしまったこともある。ガスと言ってもオナラなので、このときの罪悪感はひどかった。
家にいても、彼の前で出てしまっては恥ずかしいので、ガスが溜まるとトイレに駆け込んだ。
ようやく、食物繊維だけでは駄目そうだ、とわかってきた。

20181002_03.jpg次に、巷で話題になっているらしい、「酢キャベツ」を作って、毎回の食事のときに100gずつ食べた。
この「酢キャベツ」、なかなかの優れもののようだったからだ!
初めて作ったときは、穀物酢とキャベツのニオイが、昔食べた「酢大豆」のイヤな記憶を呼び覚まし、「これ食べるの無理だな・・・」と思ったので、ピクルス用のハーブを買ってきて、酢キャベツの中に入れて一晩置いてみた。すると、予想通り良い香りになり、酢キャベツが大好きになった。
それからというもの、せっせと酢キャベツを作り、食事の度に食べた。食事の一番最初に食べると、血糖の上昇も緩やかになるため、糖質制限中も安心して食べられるのも良いところだ。
それから数日後、とても硬い便が、コロンと一つだけ出た。便秘薬を飲まないで出たのが嬉しくて、彼にわざわざメールして報告した。「ウンチ出た~」と・・・。とても硬かったが、これは進歩と思い、酢キャベツを食べ続けた。

また、「水分不足も便秘の原因の一つ」という記事をネットで見た。それには、「一日2Lの水を飲むと良い」と書いてあったので、これも試した。
そして、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランス良く摂るように、積極的に心がけてみた。

ネットで得た知識をまとめてみると・・・

水溶性食物繊維とは・・・水溶性食物繊維は、水分保持力が強く、水に溶けるとドロドロのゲル状に変化します。この粘性が、ダイエットに効果を発揮します。
不溶性食物繊維とは・・・不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維で、胃や腸で水分を吸収し大きく膨らみます。これにより、便のかさ増しや、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。

水溶性食物繊維が摂れる食べ物・・・りんごやみかんなどの果物、海藻、こんにゃく、アボカド、オクラ、山芋、納豆など
不溶性食物繊維が摂れる食べ物・・・大豆、イモ類、ごぼうなどの根菜類、きのこ、穀物、小麦ふすま、ナッツ類など

ということらしい。

この水溶性食物繊維を1に対して、不溶性食物繊維を2摂ることができると、バランスが取れて良いらしいのだ。

こうして対策を続けていると、硬い便が出てから10日後、ついに軟らかい便が出るようになった!
それからは毎日排便できるようになり、お腹も楽になった。そして、いろいろなことに気を使って頑張っていたため、次第にとても良い状態になっていった。
でも、複数の対策を試していたので、結局どの効果で腸内環境が良くなったか分からない。おそらく、全て一緒に実践した結果なのかな・・・とも思う。

人間にとって排便はとても大事なこと・・・。今回の便秘で、そう実感した。

そうそう!酢キャベツは、便秘に効果があるないに関わらず、食べ続けたいひと品になった。食べた後に残る酢まで飲むほどだ!
まず酢キャベツがお腹に溜まるので、その後は他のものがあまり食べられなくなるのも、ダイエットにはとても良い。

スポンサー

リアル糖質制限ダイエット記録

サイト内検索

Twitter