ここ15年間は、間違いなく、軽度のアルコール依存になっていた。
きっかけは、高級クラブで働き始めたころ、上手くお客さんと話ができなかったから。
高級クラブには、大企業の会長さんや社長さんがたくさん来る。
それまでは、そんな人達と話す機会なんて全くなかった。だから、とにかくとても緊張する。
お客さんは楽しく飲みたくて来る人がほとんどなのに、上手に楽しく話すことができない。そんな日々がしばらく続いた。
やがて、お酒を飲んで少し酔えたら、楽しく話せることに気がついた。
それからというもの、お客さんに勧められるまま飲み、一日に飲むお酒の量は次第に増えていった。
そんなある日、有名な会社の社長さんが来た!
その時は、ブランデーをクラッシュアイスで飲んでいたのだが、その美味しさで調子に乗ってしまい、二人でヘネシーXOを3本飲んでしまった。
今考えると異常な量だ!
翌日、幸いにも頭痛や吐き気はなかったが、とにかく身体が痛い・・・。
全身が痛くてだるくて、寝ていられないほどだった。身体のどの部分に障害が出て痛くなったのか、今でも謎だが・・・。
そんなことがあっても懲りずに、その後もシャンパンやワインなどをたらふく飲んだりしていた。
そんな毎日が続くと、仕事が休みの日でも、家でお酒が飲みたくなってきた。
別に、飲まないでいると手が震えたり、精神的におかしくなるわけではないが、夕食と一緒にお酒を飲むことが、とても大事なことになっていた。
そして同時に、毎日片頭痛が起きていた。
朝起きると、すでに頭が痛い。
酷い時には、耐えられないほどの頭痛で目が覚め、しばらく眠れないこともあった。
一か月に一度、片頭痛専用の痛み止めを、病院で処方してもらっていた。これがまた高いのなんのって!三割負担でも、1回分で数百円はする。
それでもお酒をやめなかったんだから、アルコール依存症だったのかなって思える。普通はやめるわ・・・と、今なら冷静に思えるけど・・・。
糖質制限を始めてから、アルコールは絶対に飲まなかった。
それは、絶対に痩せたいから。糖質を必要最低限の量に抑えたかったのと、飲んだら最後、心がくじけて、糖質制限をやめてしまいそうだったから。
だから、痩せることだけを考え、ノンアルコール・糖質ゼロで、しかも酎ハイやビールに似た味と香りのものを飲んで、お酒を飲んだ気分にしていた。
当然、ご飯は食べず、お酒を飲んでいたときに食べていた、糖質が低そうなものを選んで食べていた。
こんな生活を二か月も続けると、身体に変化がないわけがない。
とにかく頭痛がなくなった。
身体のだるさもなくなり、頭の働きも良くなった。
いろいろなことに対しての意欲も、今までとは全く違ってきた、行動的になった。
こんなに体調が良くなると、緩い糖質制限に変えた今でも、お酒を飲みたい気持ちにならない。
極たまに、焼肉と一緒に飲んだりするが、500ml1本でやめる。それは、体調が悪くなることがとても嫌なことになったからだ。
今では、「お酒なんかで一日を駄目にするのがもったいない」とさえ思えるようになった。
それどころか、もっと栄養バランスを考えた食事で、しかも太らない食事に変えて、自分の中でベストな状態にしたいと思い、その方法を本やネットで調べているところだ。
このまま理想体重を維持して、もっと理想的な心と身体を手に入れたい!!
糖質制限をしたことで、こんなにも人間変われるんだな~って、実感している。
だらしない不規則な生活をしていた私!さようなら~!!