ケトン体??何それ?プリン体に似た何か?みたいな言葉だなぁ~って、最初は思った・・・。全く聞いたことのない言葉。
ずっと痩せたままの体型でいたい人には、この「ケトン体」がとても重要!!
一度痩せた体型を維持できるようになれるかもしれない。そんな素晴らしい体質ならば、誰もが手に入れたいと思うに違いない。
“例えば、夜間など何も食べない時間が続き、糖質が入ってこない時、数時間は貯蔵していたグリコーゲン(筋肉や肝臓で糖を貯めたり使ったりするシステム)を使うことができますが、やがてそれもからっぽに!そんな時のために、人には自力で糖エネルギーを生み出す、「糖新生」というシステムが備わっています。脂肪から分解されるグリセロール、筋肉を構成しているアミノ酸などを材料に、糖を作り出すのです。
ただし、この「糖新生」で作る糖の量には限りがあります。なので、身体は「糖エネルギーをメインに使う状態」から、「脂肪酸エネルギーを使う状態」状態へシフトします。
シフト後は、体内の中性脂肪を分解してエネルギーを作り出します。このとき、脂肪酸の一部は、肝臓で「ケトン体」という物質に変わります。
これが「ケトン体回路(ケトン体合成経路)」、英語では「ケトジェニック回路」です。
体脂肪を分解してケトン体エネルギーを生み出す、まさに「痩せる」回路なのです。
いったんケトン体回路が動くと、作られたケトン体は、あらゆる細胞でエネルギーとして使われ始めます。特に、ケトン体をどんどん消費するのが心臓と腎臓、そして脳の神経細胞です。
あえて糖質を摂らず、ずっと枯渇した状態にしておくと、代わりのエネルギーとなるケトン体を供給しなければならないので、ケトン体回路が回り続ける。つまり脂肪細胞中の中性脂肪がどんどん分解放出されることになります。
人は、糖質がなくてもエネルギー不足にはなりません。そこで、「あえて糖が足りない状態を作り、ケトン体回路を回す食べ方をしよう!」というのが、ケトジェニックダイエットの考え方なのです。“
この「ケトン体回路」というものが機能することで、人は糖質を摂らなくても生きていけるんだと知った時に、衝撃を受けた。
だって、「米飯を食べないと頭がフラフラするじゃないか!」と、反論したくなったからだ。
でも、頭がフラフラするのには、きちんとした理由があった。