色んなダイエットをしてきて、やっと楽には痩せられないことがわかってきた。

なんとか飽きないで続けられる方法はないものかと思っていたら、Wiiが出た。楽しみながら運動ができる!ヨガもできる!よし、Wii をやってみようか!と、彼と一緒に始めた。ゲーム感覚で身体を動かし、いつの間にかたくさんのカロリーを消費できていたなんてこともあった。
最初はそうやってゲームで遊び、その狭間に筋トレや有酸素運動を取り入れて頑張っていたけど、やっぱりまじめに筋トレなんかをやるのは好きじゃない。できればゲームだけをやりたい・・・、になってしまった。
好きな遊び(一応、運動とはなっているが・・・)の中では、チャンバラが特にお気に入りになった。私に戦いを挑んでくる奴らの頭を片っ端からぶっ叩き、崖から突き落とす!運動のためというよりも、ストレス発散だったのかもしれない。どれだけストレスが溜まっていたのか・・・と、その頃の自分が少し可哀想に思うくらいだ。
その結果、右手だけ筋肉痛になり、肩にも負担がかかってしまったのか、腕が上がらなくなった。
なのでチャンバラは休憩し、フラフープをやった。これもまた腰を上手く回すのがとても難しい・・・。運動が苦手な私にとってはハードルが高かったが、頑張ってそれなりに回せるようになった。これは息が切れるほどの運動量だ。
運動が嫌いな私は、やはり運動量が多くて疲れるフラフープには飽きてしまい、次はスキーのジャンプに浮気した。これは、運動量が少なく、私のお気に入りになった。
とにかくほとんど動く必要がない。ジャンプする時だけ曲げている膝を伸ばし、その体勢を保つというもの。まぁ~跳ぶわ跳ぶわ!!200m以上も跳ぶこともあり大満足!!
なんと言っても、オリンピック選手よりも遥かに遠くまで跳べる!こんなありえないことが嬉しくて何度も繰り返し跳んだ。この時自分の頭の中では、オリンピック選手よりもすごい人間になっていた。ゲームの中から聞こえるたくさんの人達からのバーチャルな声援と、彼からのリアルな声援!!
彼から「すごいな!!」と言われると、全然すごくない事でも、とてつもなくすごい事に感じて満足できた。
でもそんな日も長くは続かなかった・・・。なんてったって、飽きっぽい私だもの。
いくらすごいと言っても、所詮ゲームの中からのバーチャルな声援と、リアルな声援はたった一人彼からだけだ。飽きないわけがない。
次にハマったのは雪合戦だ!!
これは、たくさんの人に丸めた雪玉をぶつけるという単純な戦いだ。次々と湧き出てくる奴等に、雪玉を投げて当てて倒す!!
自分でも思うが、誰かを倒すということがどうしてこんなにハマるのだろう?やっぱりストレスか?それとも負けず嫌いがそこに出てしまうのか?
思い返せば遠い昔の話・・・私が小学校5年生の頃、女子プロレスが大好きで、友達とプロレスごっこをしていたことがある。
友達にいきなり襲いかかり「プロレスだぁ~」と私が宣言すると試合開始だ。
私の得意技は、友達の足を持ち、グルグル回すやつ!ジャイアントスイングだ!
必ず友達に「参った」と言わせて終了だった。その友達との将来の夢は、「プロレスラーになってダンプ松本を倒そう!!」だった。
その友達は、小学校を卒業する時のサイン帳に、律儀にも同じことを書いていた。
中学生になると、その友達とはクラスが別々になってしまい、私達の夢はどこかに消え去ってしまったが、戦いが好きなのはあの頃と何も変わってないのかもしれない。
結局、ゲーム感覚の楽しい運動は、痩せる前に全部飽きた。
何のためにWii Fitを買ったのか?最初の目的は何だったのか?なんて振り返ることもなく、そのソフトはしばらくの間、埃を被った。
でも、今になってそのソフトは復活して活躍している。
それは、Wiiボードというものに乗って体重を測定するために必要だからだ!!正確に測れて、しかも、グラフで体重の増減がひと目でわかるので、糖質制限中にはとても良い。
今でも役に立っているなんて、奇跡のような逸品だ!!

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