
一人分の糖質3.2g
■材料4人分
ふきの水煮・・・・・・・・・・180g
あさり水煮缶・・・・・・・・・80g
しょうが・・・・・・・・・・・親指先の大きさ
水・・・・・・・・・・・・・・330cc
*味付け用調味料
顆粒和風だし・・・・・・・・・小さじ1
しょうゆ・・・・・・・・・・・大さじ1と1/4
みりん・・・・・・・・・・・・小さじ2
料理酒・・・・・・・・・・・・大さじ1と1/3
塩・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/3
■総エネルギー
167kcal
■一人分の栄養価
エネルギー量・・・41kcal
糖質・・・・・・・3.2g
食物繊維・・・・・0.5g
たんぱく質・・・・4.6g
脂質・・・・・・・0.4g
■ポイント
- あさりは缶汁ごと鍋に加えてください。間違えて缶汁を捨ててしまうとあさりの旨みが半減してしまい、寂しいふきの煮物になってしまいます。
- 味をととのえる際はしょうゆや砂糖、みりんを「ドバドバ」と加えたくなりますが、それをやってしまうと糖質がびっくりするほど高くなってしまいます。なるべく塩で調整してください。
- ふきを煮始めたときは味がとても薄く感じますが、煮汁をコトコトと煮詰めていくことで濃い味になっていきます。味をととのえる際は塩を入れすぎないように注意してください。
- ふきに味がしみ込むまでしっかり煮てください。味のないふきは正直不味いです!
- 鍋を火からおろし、ゆっくりと冷めていくときに味は更にしっかりとしみ込みます。できるだけ時間をおいてから食べましょう~。
■作り方
- ふきは3cmほどの長さに切り、しょうがは千切りにする。
- 鍋に水330ccと味付け用調味料をすべて入れ煮立て、あさりを缶汁ごと加える。
- 煮立ったらふきを加え、味をととのえてふきに味がしみ込むまで煮る。
- 味がしみたらしばらくおいて更に味をしっかりしみ込ませる。
■かなんコメント♪
ふきの煮物は私が小さい頃によく食べていました。父親が山菜採りが好きでふきを大量に採ってきては、保存食用に大きな樽で塩漬けにしていたほどです。
保存していたふきを食べるときは鍋で煮てから皮をむいて調理するのですが、煮ている時のニオイが臭い臭い!!学校から帰ってきて玄関に入ったとたんにその「ふきを煮ているニオイ」が私を襲い、「今日もまたふきか~」と、食いしん坊の私をとても寂しい気持ちにさせたものです・・・。
なので食卓にふきの煮物が並んでも食べる気には全くならなくて、一緒に煮てある天ぷらかまぼこや油揚げを姉妹で取り合い、母から「ふきも食べなさい!」と叱られていました。
甘じょっぱい味付けのふきの煮物は、私が社会人になって煮物を作る上で大事な記憶になっており、糖質制限前までは、「しょうゆ、砂糖、みりん」がたっぷりの色々な煮物を作っていました。「これが私の煮物の味」という感じ・・・。
歳を重ねるに連れふきが大好きになり、ふきの煮物は自ら頻繁に作るほどに・・・こんな日がくるとは・・・。今はスーパーで売られているふきの水煮を使うので、保存食用のふきを煮るニオイを嗅がなくて済んだからかも・・・。
でも、今「私の煮物の味!」にしてしまうのは怖くてできない・・・。食材よりも調味料で糖質が高くなってしまう・・・。だから「私の煮物の味!」を捨て、糖質が高くならない味付けをしなければならず、あさり缶の旨みに頼って必要最低限の味付けにしました。
ご飯のおかずというわけではないので、意外に薄味でも満足のいく仕上がりに!しかも今の私には、ご飯のおかずというよりもお酒のつまみというほうが大事!
満足できる料理を食卓に出せて良かった良かった!一安心・・・。
でも、貝好きの私は少し食べ過ぎてしまい、お酒も少し飲みすぎた・・・。彼に「お前ってやつは・・・」という目で見られてしまいました。ふふふ・・・。
今日もぐっすり眠れそう!
ご馳走様でした。